クローバーフィールド パラドックス (The Cloverfield Paradox)【ネタバレ・感想】

J.J.エイブラムス製作。昨日のスーパーボウルでサプライズ発表された『クローバーフィールド』フランチャイズの第3弾ですが、現在Netflixで配信中です。
1作目の『クローバーフィールド』は同じくNetflixで見放題、2作目の『10クローバーフィールド・レーン』はAmazonプライムビデオで見放題配信中です。

クローバーフィールド パラドックス

SFホラーで簡単にあらすじを説明すると、資源不足に陥った地球のエネルギーをクローバーフィールドという宇宙ステーションに設置した粒子加速器を使って補うための実験をするが、その結果別の平行世界の地球の公転軌道に飛ばされるという話です。

クローバーフィールド パラドックス スタッフ・キャスト

スタッフ

登場人物/キャスト

ネタバレ

2028年地球では枯渇しつつある資源のためにエネルギー不足に悩まされていた。宇宙ステーション『クローバーフィールド』で、シェパードという粒子加速器を使って無限のエネルギーを生み出す実験を行うことになる。宇宙飛行士のエヴァ・ハミルトンは自宅に取り付けた動力電池が原因で火事になり子供2人を失い傷心していたが、要請を受け宇宙ステーション『クローバーフィールド』で任務を行うことになった。しかし2年もの間シェパードの実験は上手く行かず、実験に使える燃料もあと3回にになっていた。

乗組員の中には実験が上手く行かないことに苛立ちを隠せないものもいたが、ついに実験が成功しシェパードが稼働する。しかしその直後ステーションに過負荷が加わり電力サージが発生してしまう。彼らが気が付くとナビゲーションに使うジャイロと地球が消えていて、その直後からおかしなことが起こり始めた。

壁の中から悲鳴が響き、開けてみると乗組員の格好をしたミーナという女性がワイヤーに刺さった状態で助けを求めていた。皆はミーナを救出し手当てをした。ミーナは自分はシェパードのエンジニアでエヴァの友人だと言ったが、彼女のことを知るものは誰もいなかった。次にシェパードの責任者で物理学者のシュミットに敵対的だったヴォルコフが、精神が錯乱し3Dプリンターで作った銃でシュミットを殺害しようとする。しかしヴォルコフは姿を消した実験用のミミズを大量に吐き出して死亡した。

ミーナはシュミットがわざと船を壊したと言い、キールが調べるとドイツのロシア侵攻のために実験を遅らせていたという通信記録が出てきた。シュミットは濡れ衣だと主張したがキールは彼を監禁した。マンディは壊した壁の修復を行っていて、壁に腕が吸い込まれ切断されてしまう。その後ステーションの中を這っているマンディの腕がなぜか監禁された部屋のロックが外れて解放されたシュミットに発見され、動いている腕にペンを渡すとヴォルコフを開けとメッセージを書いた。その後ヴォルコフの体をメスで切ると、中からジャイロが発見された。

ジャイロが元に戻り、位置を確認するとステーションは太陽を挟んで地球の反対側に来ていた。地球に戻れると思った乗組員たちは喜びに沸いたが、通信を確認すると地上は14か月前から戦争状態で、ステーションは壊れて海に落下していた。彼らはステーションごと別の次元の世界に来ていたのだった。シュミットの通信記録もこの次元のものだった。シュミットはもう一度シェパードを稼働すれば元の次元に戻るはずだと言った。

そのころ元の地球でエヴァの夫マイケルは何者かによる攻撃で街が破壊されているのを目撃していた。マイケルは1人で泣き叫んでいた少女モリーを車に乗せ、シェルターへと非難した。

タムは不具合のあったシェパードを直すために換気をしていた。シェパードは正常に戻ったが、そのとたんにタムは排気口から流れ込んできた水に沈められ、水圧で外のロックが開いて水が凍って死んでしまった。シェパードのエンジニアがいなくなって困った彼らは、タムの代わりをこの次元でエンジニアだったミーナに頼んだ。そこでエヴァはミーナにユニフォームを貸そうとして、この次元では火事は起こらず子供たちが生きていることを知る。エヴァは子供たちに会いたい一心でこの次元に残ることを決めた。

乗組員たちはシェパードの稼働に向けて準備していたが、マンディがいきなり発生した磁場のために起こった爆発で死んでしまう。その爆発のためにメンテナンスデッキが傾き、修復のため船外活動をしていたキールは自らが犠牲になってアクセラレータリングを取り外した。これで生存者はエヴァ、シュミット、モンク、ミーナだけになってしまった。シェパード再稼働の前にこの次元の地球へ向かうため、エヴァとミーナは脱出ポッドに乗り込んだ。しかし自分の次元の地球を救おうとしたミーナはステーションを奪おうとヴォルコフが作った銃を持ち、エヴァを気絶させモンクとシュミットを襲撃した。

意識を取り戻したエヴァは脱出ポッドを止め、ミーナと争って彼女をステーションの外へ放出した。その後エヴァはこの次元の自分自身に、シェパード建設のための詳細なデータと動力電池を外せというメッセージを残し、生き残っていたシュミットを治療して、2人でシェパードを再稼働して元の次元に戻った。通信でシェパードが稼働したことを伝えた後、2人はポッドに乗ってステーションを後にした。

地上ではエヴァが戻ってくることを聞いたマイケルが、なぜ戻ってくるなと言わなかったのかと憤っていた。そのころ地球に再突入したポッドの後に、巨大な怪物が現れていた。

感想

※感想にもネタバレが含まれています。

第3弾ということですが1作目2作目を見ていないので、単作品としての感想です。

SFスリラーです。

しかも宇宙ステーションで少人数しかいなくてキャスト少ない、船外はオールCG、ステーションの中もCG多用、電力作るための資源ないよ~といいながらなぜか重力システムのある巨大宇宙ステーション(ワイヤーアクションなし)、このステーションを作るのに何度もロケット打ち上げなきゃならんよねぇ…資源がないと言っているのにそのエネルギーは?そのうえ船外活動中にも謎の重力がw と突っ込みどころ満載の最近よく見る低予算SF映画ですね。しかし出ている人は結構豪華でした。

見てないなりに調べるとなんでも最初の作品は、ニューヨークが突如現れた怪獣に襲われる話らしく、この『パラドックス』はその突如現れた怪獣がどこから来たのかという前日譚に当たるらしいです。怪物は地球人が行った粒子加速器の実験で別次元からやってきたということですね。

このB級感は嫌いじゃない…嫌いじゃないんですけど、ゼロ・グラヴィティとかライフとか登場人物が少なくてCG多用のSF映画はここ数年多くて、お腹いっぱいという感じがどうしてもしてしまう。しかも一人ずつ死んでいって最後はバッドエンディングってあまりひねりもない。

最後の最後1作目に繋がる怪獣が出てきますがそれだけ。前作まで見ていなかったし特に思い入れもなく、緊張感のあるシーンを見ても「あ~エリザベス・デビッキ相変わらず美しい。完璧だなぁ~」とかいうストーリーに関係ない感想が出てきてしまう、終始そんな感じでした…(手っちゃん登場は面白かった)

しかしシリーズで根強いファンがいるようですね。1作目がNetflix、2作目がAmazonプライムで見放題になっているので見てみたいと思います。

ちなみにJ.J.エイブラムスは『クローバーフィールド』をフランチャイズ化(シリーズ化)すると明言しているらしく、続編の『オーバーロード』が今年中に公開されることが決まっています。次は第2次世界大戦中の話らしいですよ。

こうやって平行世界ができると色々な世界観で映画を作ることができますね。アメリカン・コミックのマーベルやDCは元々ユニバース(平行世界)という考え方があって、同じヒーローでも少しずつ世界観を変えた作品があります。映画でもアメコミ原作のX-MENやスパイダーマンやバットマンなどでちょっとずつ違うオリジンだったり設定が変わっていたりしますが、同じフランチャイズで作品ごとに違うユニバースを持ってくるというのは結構実験的なのではないでしょうか。

J.J.エイブラムスがどんな展開をしていくか楽しみにしたいと思います。

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